「文化庁メディア芸術祭」は、メディア芸術の創造とその発展を図ることを目的として、平成9年度(1997)から始まりました。アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で世界中から作品を募り、優れた作品に文化庁メディア芸術祭賞を贈賞するとともに、これらを広く紹介するために受賞作品展を毎年2月上旬に国立新美術館で開催しています。受賞作品展では、アート、アニメーション、映像、ゲーム、Web、マンガなど、49ヶ国・地域の2,645作品から選ばれた作品を171点紹介します。受賞作品や審査員推薦作品を展示するほか、受賞者や審査委員をはじめ、海外フェスティバルのディレクターが出演するシンポジウムや、アーティストらが自身の作品について語るプレゼンテーションなどを実施。ソーシャルメディアを用いた情報発信やコミュニケーションも取り入れて、メディア芸術の「いま」を体感できるライブなフェスティバルを目指します。さらに、海外のメディア芸術関連フェスティバルを紹介する「Media Arts in the World」や「ワークショップ」、また協賛事業として「先端技術ショーケース」や「学生CGコンテスト受賞作品展」など、会期を通して多彩なイベントを開催します。