タイトル等
第五福竜丸事件 ベン・シャーンと丸木夫妻
同時開催 大川美術館所蔵作品によるベン・シャーンの世界展
会場
原爆の図 丸木美術館
会期
2011-02-26~2011-04-30
休催日
月曜日(祝日の場合は翌平日)
開催時間
2月 9:30~16:30
3月 9:00~17:00
観覧料
大人900円、中学生・高校生600円、小学生400円
※20名以上団体は100円引 その他割引あり
概要
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2011/2011lucky.html

第五福竜丸事件を主題にした丸木夫妻の原爆の図第9部《焼津》、第10部《署名》とともに、都立第五福竜丸展示館の協力によりベン・シャーンの「Lucky Dragon」シリーズを展示して第五福竜丸事件を読み直す企画です。

1954年3月1日、南太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁で、米国の水爆実験が行われました。
近くで操業していた遠洋マグロ漁船・第五福竜丸の乗組員23名は、巨大なキノコ雲を目撃、 放射能を含む死の灰を浴びました。
静岡県焼津に帰港した彼らはすぐに病院に運ばれましたが、無線長の久保山愛吉は「原水爆による犠牲者は、 私で最後にして欲しい」と遺言を残して9月23日に亡くなりました。
この事件は当時大きな注目を集め、東京・杉並から全国に広がった署名運動など、人びとの反核への関心を高めました。

すでに「原爆の図」全国巡回を行っていた丸木位里・赤松俊子(丸木俊)夫妻は、翌55年に事件を主題にした 原爆の図第9部《焼津》を発表。
さらに56年には第10部《署名》を発表して、広島の原爆体験を表象していた「原爆の図」に、 同時代の問題を反映させるという試みを行いました。

リトアニアで生まれ、移民として渡ったアメリカで20世紀を代表する画家となったベン・シャーンは、 57年から58年にかけて月刊誌『ハーパーズ』で物理学者ラルフ・ラップの第五福竜丸に関するルポルタージュに挿絵をつけ、 絵画連作“ラッキードラゴン・シリーズ”に発展させました。
本展では、丸木夫妻の共同制作《焼津》、《署名》に加え、ベン・シャーンの“ラッキードラゴン・シリーズ”の 水彩・素描20点を紹介。第五福竜丸展示館の協力を得て、 事件の経緯から現在にいたるまでの状況を展示パネルで解説します。

また、群馬県桐生市の大川美術館にご協力いただき、 「大川美術館所蔵作品によるベン・シャーンの世界展」を同時開催いたします。
この機会にぜひご覧ください。
ホームページ
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/
展覧会問合せ先
tel:0493-22-3266
会場住所
〒355-0076
埼玉県東松山市下唐子1401
交通案内
●東武東上線森林公園駅下車タクシー12分、徒歩50分、レンタサイクル20分
●東松山駅東口より市内循環バス「唐子コース」運行(日祝除く)「浄空院入口」下車徒歩5分
埼玉県東松山市下唐子1401
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