諸橋近代美術館のコレクションは、スペインが生んだ20 世紀の巨匠サルバドール・ダリ(1904-1989)による絵画・版画・彫刻約337 点と、初期印象派からシュルレアリスム期までに活躍した画家たちによる西洋近代絵画41 点の、大きく2 つの柱によって構成されています。今回の展覧会「シャガールとデュフィ」では、後者の西洋近代美術コレクションにも収蔵されているマルク・シャガール(1887-1985)と、ラウル・デュフィ(1877-1953)に焦点を当て、2 人の作家が求め描いた‘人間の生きる喜び’とは何かを再考したいと思います。