中原悌二郎賞は、旭川ゆかりの彫刻家中原悌二郎の偉大な業績を顕彰し、併せて日本彫刻界の発展に寄与する目的で1970年に創設されました。国内で発表された日本人作家の彫刻作品のうち、最も優れた作品に中原悌二郎賞を、それに次ぐ作品に優秀賞を贈呈するもので、2009年までに36回の贈呈を数えています(36回からは本賞のみの選考)。延べ83名に上る受賞作家は、いずれも日本を代表する彫刻家であり、中原悌二郎賞は国内彫刻界における最高栄誉であるとの評価も頂いています。
本展では、1970年の第1回から2009年の第36回までの受賞作品(代替購入作品含む)を、写真パネルでの展示も含めてご紹介します。時代の流れとともに変化し、多様化しながら発展を続ける日本彫刻界の変遷をご覧頂ければ幸いです。