タイトル等
ペルシアの宝物-至高のガラスと銀の世界
会場
中近東文化センター附属博物館
会期
2010-11-27~2011-02-27
休催日
月・木曜日(祝日は開館)、年末年始
開催時間
10時~17時(入館は16時30分まで)
観覧料
一般800円 高大学生500円 65才以上400円 中学生以下は無料
※三鷹市・武蔵野市市民100円 / 団体15名以上200円割引
概要
イラン南部から興ったサーサーン朝(226~651年)はオリエントの大半をその支配下においた、アケメネス朝以来のイラン系王朝です。西方ではローマ、ビザンチン帝国、東方ではエフタルなどの遊牧民国家と対峙し、260年にはローマ帝国ヴァレリアヌスを捕虜としたほどの強勢を誇りました。またサーサーン朝の華麗な宮廷文化は周辺地域に影響を与え、中国ひいては日本の美術・工芸に多大な影響を与えたことはよく知られています。
シルクロードによる古代の東西交易の一端が実物によって明らかとなったのは1959年、イランの主都テヘランの古物商におけるカット・ガラス碗の発見に端を発します。東京大学イラク・イラン調査団団員だった故 深井晋司氏(元岡山市立オリエント美術館顧問)によって正倉院御物白瑠璃碗がサーサーン朝の所産であることが明らかになったのです。後に作家松本清張や井上靖がペルシアの文物を題材とした小説を発表するなど、シルクロードに対する関心が社会現象となった頃を記憶している市民の方も多いことでしょう。
本展では当館と岡山市立オリエント美術館が所蔵するサーサーン朝の文物を中心にサーサーン朝文化の精華を紹介いたします。あわせてペルシア文化が奈良朝の日本人や高度経済成長期の日本文化に与えた影響を考えあわせ、「日本人にとってのオリエント、ペルシアとは何だったのか」をひもときます。
ホームページ
http://www.meccj.or.jp
展覧会問合せ先
0422-32-7111
会場住所
〒181-0015
東京都三鷹市大沢3-10-31
交通案内
JR武蔵境駅南口より狛江営業所行・吉祥寺駅行バス、西野下車。
東京都三鷹市大沢3-10-31
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