タイトル等
版による表現~信州ゆかりの作家たち展
会場
長野県伊那文化会館
会期
2010-12-18~2011-01-16
休催日
12月20日、12月27日~1月3日、11日
開催時間
10:00~17:30(入場は17:00まで)
観覧料
一般100円、高校生以下無料
主催者
(財)長野県文化振興事業団、上田市山本鼎記念館、信州ゆかりの作家たち展実行委員会
概要
山本鼎、池田満寿夫をはじめ、長野県は日本の近現代版画史に名を残す作家を輩出してきました。特に、山本鼎≪漁夫≫(1904年)は近代版画の幕開けともいえる作品です。この作品は、自画自刻自摺という方法で制作されています。描く・彫る・摺るが分業で行われていた浮世絵版画とは異なり、山本鼎の提唱した「自画、自刻、自摺」は、画(えが)き、彫り、摺るという全ての作業を自分で行うという制作方法です。自分自身で創作の全てにかかわることによって、版画家は個性や自己表現を強く意識するようになりました。
今回の展覧会では、明治から現代に至る信州ゆかりの版画家たちの作品が並んでいます。時代の流れの中で、それぞれの作家が、自分たちの表現を追い求め、さまざまな手法を試みています。特に現代の作家たちは、自由な絵画表現の一つとして、版画という手法を選んでいます。
版画は、版を作り、その版を写すことによって完成します。自らが筆で描き、それが作品となる油彩画や水彩画などの美術作品とは異なり、版画にはある種の偶然性が伴います。もちろん、版画家たちは、自分の思い通りの作品を作るために技術を磨き、版画を制作していますが、同時に版を介するという表現方法の面白さも作品の中に活かそうとしています。ある意味で、自らがコントロール可能な領域から踏み出すために、「版」という表現方法をとっているということが言えるかもしれません。
信州ゆかりの作家たちによる、さまざまな版による表現をお楽しみください。
ホームページ
http://www.inabun.or.jp/
展覧会問合せ先
TEL.0265-73-8822 FAX.0265-73-8599
会場住所
〒396-0026
長野県伊那市西町5776(春日公園内)
交通案内
JR伊那市駅より、徒歩20分またはタクシー10分。
中央自動車道伊那インターから車で20分。
長野県伊那市西町5776(春日公園内)
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索