絵画は様々なイメージで私たちを魅了します。ある時は風景や事物など目に映るものをよりリアルに、あるいは内面の葛藤や空想、神秘など形の定まらないものを描き出します。二次元の平面状に繰り広げられるその世界は、生き生きとした線描や豊かな色彩、思いもよらない形態や構成によって輝きが与えられ、無限の奥行きへと向かいます。そうしたイメージが紡ぎだす画家たちの創作には、自然の移ろいや事物を捉える詩的感性、生の本質を凝視するような思索が深く関わっていましょう。
本展では、旭川を中心とする道北地方ゆかりの画家7人の作品によって魅力あふれる多彩な絵画の世界を紹介します。