巨匠・水木しげるが描く妖怪画の真髄。そして日本近代妖怪画の系譜。
「ゲゲゲの鬼太郎」など妖怪漫画のヒット作で知られる水木しげる。今日私たちが思い浮かべる妖怪のイメージは、大部分を彼の作品に負っているといってよいでしょう。その画業60周年と米寿を記念して開催される本展は、水木プロダクションの全面的な協力のもと、巨匠が長年に渡って描き続けた妖怪画にスポットを当てる展覧会です。1000点以上に及ぶ原画の中から代表的な妖怪88種と鬼太郎を描いたものを精選し、驚異と幻想に満ちた水木ワールドの真髄をご覧いただきます。また、本展では、各種の百鬼夜行絵巻や浮世絵など、水木に影響を続ける妖怪という存在とわが国にいいて連綿と受け継がれてきた妖怪画という文化について考察します。
さらに、併設の模型展示「ゲゲゲの森の大冒険」では、水木原画を立体化した妖怪たちが登場。
「さあ、老いも若きも妖怪の世界をぼうけんするのじゃ!」