岐阜県美術館は、岐阜市郊外にある文化施設が集中する県民文化の森公園に1982年に開館し、岐阜県ゆかりの巨匠たちをはじめ、日本近現代美術の充実した作品を所蔵しています。また、19世紀フランス象徴主義の先駆者として、ゴーギャン、ゴッホらと並び賞された孤高の画家、オディロン・ルドン作品の世界有数のコレクションにより、国内外に広く知られています。本展は、「富山・岐阜交流の日」を記念して開催するもので、同館の所蔵品からルドンとその周辺の作家をはじめ、岐阜県出身で近代日本の画壇を代表する川合玉堂、前田青邨、山本芳翠、熊谷守一らの名品113点を紹介いたします。同館の名品の数々を、まとまったかたちで鑑賞できるまたとない貴重な機会です。本展を通して、近代から今日にいたる、東西美の精華ともいえるすぐれた作品の数々を、心ゆくまでご堪能ください。