ドイツのケルン市にあるルートヴィヒ美術館は、20世紀美術のコレクションで世界的に知られています。特に美術館で中核をなしているのは、大学で美術史を学んだ実業家ルートヴィヒ夫妻のコレクションで、その中でもピカソの作品は質・量ともに充実しています。この展覧会では、代表的な作風を示す初期から晩年までの作品8点を展示し、20世紀最大の巨匠ピカソの芸術に触れていただきます。また、ピカソと同じキュビスムのブラックや、フォーヴィスムのマティス、エコール・ド・パリのシャガール、抽象のカンディンスキー、形而上絵画のデ・キリコ、シュルレアリスムのエルンストやデルヴォー、ポップ・アートのウォーホル、ジャスパー・ジョーンズなど、41作家たちの作品60点で20世紀美術の流れをたどります。見ごたえのある作品の数々をご期待ください。