本特別展では、淀川流域の自然環境の現状をとらえるべく、博物館と市民で結成した、淀川水系調査グループ『プロジェクトY』の調査成果をもとに、淀川の今の姿が一目でわかる「大図鑑」となる展示をします。
淀川は、国の天然記念物であるイタセンパラの生息に見られるように、大都市を流れる河川でありながらも、豊かな生物多様性を擁してきました。ところが、河川管理や開発、人間活動、外来種の侵入などによって、淀川本来の自然が近年急速に失われつつある、という懸念も指摘されています。この展示を通して、都会に残された淀川という大自然と、私たちがそれをどのように守っていくべきかを提言します。
※好評につき、10月8日(金)まで期間延長しております。