江戸時代以来、日本各地から発見される古代瓦は、その美しい文様から珍重され、好事家たちの収集の対象となりました。かわら美術館にもこのような人たちによって収集された瓦が数多く収蔵されていますが、本展示ではその中でも
大きなコレクションである小川白楊コレクションおよび井上郷太郎コレクションをご紹介します。
京都の著名な造園家であった小川白楊(保太郎)、東京都八王子市生まれの陶芸家井上郷太郎両氏のコレクションは、多くの希少な資料を含み、かわら美術館収蔵品の中でも重要な位置を占めています。今回はこれを一堂に会し、その全容をご紹介いたします。瓦に興味を抱き、愛でた二人の収集品を、ぜひご覧ください。
また今回は、あわせて平成21年度に新たに収蔵した瓦をご紹介いたします。