平塚市美術館では開館以来「湘南の美術・光」をテーマに、近現代の洋画・日本画・彫刻の作品を中心に収集をおこなってきました。本展では、2009年度に収集した作品をご紹介いたします。
日本画では、郷倉和子、益井三重子などの優れた女性作家の作品、開催した展覧会をきかっけにした山本直彰や、また福井江太郎の斬新な作品。洋画では、近代具象画を表現する画家、海老原喜之助の滞欧作、また久野和洋の静謐な風景画や、平野杏子の大作シリーズなど。現代美術では、鴫剛の表現の意味を問いかける作品。陶芸では三輪休雪の現代感覚をとりいれた花器、彫刻では黒川弘毅のモダンなブロンズ像など。