ドゥシャン・カーライ(1948~)は、東欧を代表する絵本作家として、世界各国で絵本を出版し、日本でも多くのファンを惹きつけています。近年は、夫人のカミラ・シュタンツロヴァーとともに、アンデルセンのすべての童話に挿絵をつけるという偉業を成し遂げました。本展では、代表作『不思議の国のアリス』や『アンデルセン童話集』を含む絵本原画を中心に、油彩画、版画、アニメーション原画など、約250点でカーライ芸術の魅力に迫ります。また国際的に有名な絵本原画展の開催地、スロヴァキアの首都ブラチスラヴァの絵本文化に育まれた若手・中堅作家9名の挿絵原画約50点も併せてご紹介します。