タイトル等
企画展「高麗時代の水注」
会場
大阪市立東洋陶磁美術館
会期
2010-04-10~2010-07-25
休催日
月曜日(5/3、7/19は開館)、5/6、7/20
開催時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
観覧料
一般500(400)円、高大生300(250)円 ※( )内は20名以上の団体料金
主催者
大阪市立東洋陶磁美術館
概要
水や酒などの液体を注ぐための器―水注。水注の典型的な形は、胴の上部に口が開き、胴の下部から細長い注ぎ口が伸び、その反対側に把手が付く、というものです。
高麗の王侯貴族は、この実用的な器にかぎりない魅力を感じていたようです。高麗王朝(918~1392)は貴族社会の時代であり、優雅な文化が花開き、器は塗金や銀器よりも翡色の青磁を珍重しました。水注も青磁を中心に数多く作られました。一方、高麗では仏教が栄え、そこでも水注を用いたことが高麗仏画や出土遺物からうかがえます。
中国から伝わった水注は、繁栄する仏教、また生活様式の変遷のなかで様々に形を変えながら、12世紀を中心として多彩な展開を遂げます。さらに高麗水注の色や形、文様の美しさは中国や日本でも好まれ、高級品として受容されました。それらを裏付けるかのように、中国では北京、日本では大阪や鎌倉の遺跡から高麗水注が発掘されています。
本展ではこうした高麗水注を、館蔵品を中心に約30点展示します。また高麗の絵画資料や遺跡資料のパネルを用いて、当時の貴族生活のなかで水注がどのように登場しているのかを紹介します。基本的な構造はそのままに、様々な形を見せながら今日に至るまで愛好されてきた水注。そのもっとも洗練された姿のひとつを、本展で楽しんでいただければと思います。
ホームページ
http://www.moco.or.jp/
展覧会問合せ先
大阪市立東洋陶磁美術館 Tel.06-6223-0055
会場住所
〒530-0005
大阪府大阪市北区中之島1-1-26
交通案内
・京阪 中之島線「なにわ橋駅」 1号出口すぐ

・地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋駅」 1号出口、
地下鉄堺筋線・京阪本線「北浜駅」 26号出口
各駅から約400m 大阪市中央公会堂東側
ホームページ
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会場問合せ先
TEL.06-6223-0055
大阪府大阪市北区中之島1-1-26
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