本年、MOA美術館では、近年注目されているメディアアートの作品を3期に分け、円形ホールに於いて、シリーズで展示いたします。
第一回目のアーティストは、LEDなどの光るパーツを用い、来館者との相互作用を期待させるインスタレーション作品でも知られる森脇裕之(もりわきひろゆき)さんです。
森脇氏は、国内のみならず海外においても活動を展開される一方、ファッション・デザイナーや、演劇パフォーマンスなど、異分野の垣根を越えたコラボレーションで多角的に活躍されるアーティストです。
展示作品「Lake Awareness」は、吊るされた大きな円盤に手をふれると、光の波紋が拡がっていきます。「タイヨ*グラフィー」は、光があたり電気を蓄えた無数のソーラーバッテリーに、影を作ると音が鳴りはじめます。さらに、作品の前に立つと影が赤く発光する「レイヨ=グラフィー」も展示されます。
幻想的な光と音の世界をお楽しみください。