博物館では、毎年夏休みに子どもたちの興味・関心を引き出すだけでなく、所蔵品を介した親子のふれあいの場を提供することを目的とした、さまざまな展覧会を開催してきました。
当館は約4万点に及ぶ資料や作品を所蔵していますが、そのなかには“どうぶつ”を描いたもの、かたどったものが少なくありません。そこで今回は、ゾウ、ライオン、ウマ、トラなど、所蔵品のなかに息づく動物たちにスポットを当てて展覧会を開催することといたしました。
本展では、当館を代表する重要文化財「聖フランシスコ・ザヴィエル像」にちなみ、ザヴィエルを案内役として、日本のどうぶつと外国のどうぶつ、十二支のどうぶつや広告に描かれたどうぶつ、食事にまつわるどうぶつ、ペット、地図・天球図に描かれたどうぶつなどをテーマに約50点の所蔵品を展示します。
また、神戸を代表する王子動物園やその前身である諏訪山動物園の歴史を通して、動物たちと神戸とのかかわりについてもふれてみたいと思います。
例年、展覧会にあわせて開催する親子で楽しめる体験講座には、たくさんの方々に参加いただいておりますが、今回も王子動物園とのコラボレーション講座をはじめ、展覧会にちなんださまざまな体験講座を開催します。
今年の夏休みも是非、博物館にご来館ください。