近年、日本で北欧の人気が高まってきています。多くの雑誌が特集を組み、各地で北欧のデザインやクラフトを紹介する展覧会が開催されています。美しい自然を有し、すぐれた芸術を生み出しているフィンランドは、北欧のなかでも特に関心が高まっている国です。 2009年、日本とフィンランドは修交90周年を迎えます。資生堂ギャラリーも開廊90周年を迎える今年、欧米のアートシーンで台頭しつつあるヘルシンキ・スクールの写真を、アジアで初めて紹介いたします。 本展ではヘルシンキ・スクールを代表する2名の中堅作家、ティーナ・イトコネン、サンドラ・カンタネンと、現在最も期待されている2名の若手作家、スサンナ・マユリ、アンニ・レッパラの4名の女性アーティストを紹介します。それぞれ違ったアプローチで写真に取り組む4名の世界を、ぜひお楽しみください。