地球上の生命の営み。かけがえのない命の連鎖。ひとたび失われてしまえばもとにもどすことはできない、それはまるで宝石のように大切なもの。かけがえのない貴重な生命たちがはかない存在となってしまったのは、生き物自身の摂理なのでしょうか、はたまた私たちの文明が拡大を図ることによって招いてしまった罪によるものなのでしょうか。本展は、自然と野生動物をライフワークに、いまや世界的に著名な写真家岩合光昭(いわごうみつあき 1950- )が40年にわたり撮影してきた、既に絶滅してしまった動物、もはや人間が立ち入りを許されない保護環境で生きることを余儀なくされた希少な生物、絶滅が危惧される種やそれに近い生物種の貴重な姿、そして震えるような風景などをとらえた、自然賛歌と環境保護の大切さについて考える写真展です。約80点の作品を展示の予定。