尾を持たない四足動物として人間と共通点のあるカエルは、古くから擬人化され、物語や詩歌、工芸品のモチーフなどさまざまな形態によって親しまれてきました。
一方で、近年は水辺環境の変化に伴い、両生類であるカエルにも絶滅の危機がせまっています。
豊かな水環境と広大な山地を有する相模原市は、カエルをはじめとした野生生物の宝庫です。
しかし、その豊かさや重要性、さらには環境の変化が十分に認識されているとはいえません。
そこで、水環境とみどりをつなぐ存在としてカエルをクローズアップし、古来培われてきた人間とカエルのかかわりを見つめ、
身近な自然環境への関心を高めることを目的としています。