石田徹也展
焼津市出身の画家・石田徹也は、鋭い感性で現代社会の息苦しさを表現し、将来を、嘱望されながらも31歳の若さで世を去りました。
多くの作品に登場する、うつろな目をした人物を見ているうちに、私たちは日常うまく折り合いをつけている自分自身の内面と対峙せざるをえなくなります。見る者に強い印象を与える石田の作品は、「石田徹也悲しみのキャンパス」展(静岡県立美術館、2007年)や各種報道媒体で紹介され、現在多くの人々に共感され、支持されています。
今回は、静岡県立美術館の収蔵品を中心に約70点を紹介します。細部に至るまで驚くほど緻密な作品群を、ぜひ実際にご覧下さい。
静岡県ゆかりの画家展
開館23年を迎える静岡県立美術館の収蔵品と、県内初の公立美術館として開館し、38年の歴史をもつ浜松市美術館の収蔵品の中から、「静岡県ゆかりの画家」をテーマに選りすぐった作品約50点が一堂に会します。
北川民次、曽宮一念、中村岳陵、秋野不矩・・・。洋画、日本画、版画・・・。と多彩な画家およびジャンルを網羅した貴重な機会です。