高崎市美術館所蔵のヨーロッパ版画コレクションより、巨匠たちによる版画作品およそ60点をご紹介します。
ピカソ、ブラック、ルオー、ミロ、レジェら、20世紀のヨーロッパ美術を代表する巨匠たちはみな積極的に版画制作に取り組みました。
ピカソが妻ジャクリーヌを描いた《首飾りをつけたジャクリーヌの肖像》、詩人アポリネールが恋人へ宛てて書いた詩にブラックが挿画を手がけた版画集『もしも僕がそこで死んだら』、ルオーが道化師たちを暖かいまなざしで描いた『サーカス』など、様々な版画技法の特質を表現に取り入れながら、人間と生命を力強く描いた作品をご覧ください。