タイトル等
人間とは
―探求する版画家 浜田知明
会場
大分市美術館
会期
2009-04-24~2009-05-17
休催日
4月27日(月)と5月11日(月) ※ゴールデン・ウィーク中は無休
開催時間
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料
一般300(250)円、高大生200(150)円、中学生以下は市内、市外を問わず無料
※( )内は団体20名以上。
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者は無料。
概要
浜田知明(1917年熊本県生)は、人間心理の暗闇や社会に対する疎外感、また、現代社会の不条理性などを、エッチングとアクアチントを主とする版画の技法により、時には鋭くえぐるように、時には優しくユーモラスに描き出し、「人間の本質とは何か」を探究してきた作家です。
制作の原点となったのが、東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業した1939年の12月から終戦まで続いた延べ5年(途中満期除隊)に及ぶ軍隊生活でした。戦後本格的に版画制作を開始した浜田は、1951年、戦争という究極の暴力行為が生み出す凄惨な情景、敵味方を問わず人を虫けらのように扱う非人道的な体験を描いた「初年兵哀歌」シリーズでその時代性を背景に注目を集め、さらに、1956年には第4回ルガノ国際版画展に「初年兵哀歌(歩哨)」(制作は1954年)を出品、次賞を受賞し、国際的にも高い評価を得ました。
その後、現代日本美術展を主な舞台に話題作・問題作を次々に発表、1979年にはオーストリアのアルベルティーナ美術館・グラーツ州立近代美術館で回顧展が開かれ、1989年フランス政府のシュヴァリエ章(芸術文学勲章)を受章するなど、国内外で活躍し、現代日本を代表する版画家に数えられています。
本展では、「初年兵哀歌」シリーズをはじめ、自身が不安定な精神状況から回復していく過程を表現した版画集『曇後晴』(1977年)、核戦争に代表される戦争の非人間性を問うた「ある日…」(1982年)、「ボタン(A)」(1988年)など代表作約100点により、浜田知明の独創的な版画世界を紹介します。
ホームページ
http://www.city.oita.oita.jp/www/genre/0000000000000/1000000003006/index.html
展覧会問合せ先
大分市美術館 Tel.097-554-5800
会場住所
〒870-0835
大分県大分市大字上野865 (大分市上野丘公園内)
交通案内
◎JR大分駅からのアクセス
○バス
= 上野の森口(南口)から [大分市美術館]行、約6分
○タクシー
= 上野の森口(南口)から 約5分

◎高速道路からのアクセス
○大分自動車道 / 大分ICから 約10分
ホームページ
https://www.city.oita.oita.jp/bunkasports/bunka/bijutsukan/index.html
大分県大分市大字上野865 (大分市上野丘公園内)
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索