酒田市では、1994年土門拳記念館開館10周年を機に、写真文化・写真芸術の振興及び奨励に寄与することを目的として、酒田市土門拳文化賞を創設しました。第15回目を迎えた今年も、全国のアマチュア写真愛好家の方々127人から134テーマの優れた作品が応募されました。
今回、酒田市土門拳文化賞に選ばれた姫崎由美氏の作品は、知的障がいを持つ人たちのポートレイト集です。普段彼らと接する仕事を持つ作者がひたすら心を交わしながら撮った作品からは、写す側と写される側がしっかりした信頼の絆で結ばれており、ほのぼのとして心洗われるような言葉が伝わってくるとして審査員の先生方から高い評価を受けました。