タイトル等
企画展「季節の屏風絵」
会場
堺市博物館
会期
2009-03-07~2009-05-10
休催日
月曜日(祝・休日の場合は開館)、土曜・日曜日を除く祝・休日の翌日
開催時間
9時30分~17時15分 (入館は16時30分まで)
観覧料
一般200(160)円高・大学生 100 (70)円小・中学生50(30)円
※( )内は、20名以上の 団体
※65歳以上の方、障害のある方は無料 (共に要証明書)
※堺市在住・在学の小・中学生は無料
概要
前期 1
春夏草花図屏風 「伊年」印 江戸時代 個人蔵
四季草花図屏風の1双のうち右隻側で、牡丹(ぼたん)など春から夏の草花を描いています。また左隻には、菊など秋から冬の草花を描いています。草花図は、俵屋宗達、尾形光琳を初めとする琳派(りんぱ)に多くみられますが、その典型作の一つで春・秋に2分したものです。
「伊年」印は、宗達および宗達の後継者たちの工房による制作品に押される印と考えられています。

前期 2
住吉社頭遊楽図屏風 江戸時代 本館蔵
住吉大社は、昔から和歌に詠まれた著名な大社であり、「堺の住吉さん」とよばれるほど堺の歴史・文化と深く関係してきた神社でもあります。住吉を描いた絵画は数多く、社殿・浜松などの景観や堺のお旅所にお渡りする祭礼などを題材としていますが、本図は社殿と浜辺の間に広がる社頭を大きく描いています。
住吉浜から堺の大浜にかけては、アサリやハマグリなどの貝を採る春の潮干狩で知られていましたが、この屏風にもその時期の浜辺が描かれています。

後期 1
井手玉川図屏風 狩野栄信(1775~1828年)筆 個人蔵
井手玉川・大井川図屏風1双のうち右隻側です。「新古今和歌集」の歌を題材としており、井手玉川は木津川支流玉川の下流域(京都府井手町)にある山吹の名所です。山吹の花は、4~5月に咲きます。
狩野探幽(1602~74年)による同図様の屏風が桂宮家伝来品として宮内庁に所蔵されており、狩野常信や探信にもあります。栄信(ながのぶ)は、江戸後期狩野派の名手の一人です。

後期 2
賀茂競馬図屏風 江戸時代 本館蔵
住吉祭礼・賀茂競馬図1双の片側です。京都の上賀茂神社で、5月5日に行なわれる競馬(くらべうま)の行事を描いています。宮廷では、奈良朝以前から5月5日に競馬が行なわれていました。
賀茂神社は平安京の王城鎮護社であり、堺の氏神社である住吉大社と一対の屏風にしたものと思われます。
ホームページ
http://www.city.sakai.lg.jp/hakubutu/index.html
展覧会問合せ先
072-245-6201
会場住所
〒590-0802
大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
交通案内
・JR西日本阪和線・関西空港線「百舌鳥」駅下車徒歩6分
・南海バス「堺市博物館前」下車徒歩4分
大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
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