手塚治虫は、日本における「ストーリー漫画」のパイオニアとして、また「テレビアニメーション」の創始者として昭和の時代に活躍し、その生涯においてマンガ作品700タイトル(原稿枚数15万枚)、アニメ作品70タイトルという膨大な作品を創出しました。そして、それらの作品群は同時代に生きる人々に多大な影響を与え、現代の文化、芸術、科学へと影響を与えました。
本展は、直筆のマンガ原稿やアニメーションの資料、愛用品などで構成され、手塚治虫の生涯そして作品を検証すると共に、現代に与えた影響をご覧頂きます。
また、会場の一角には、世界観を感じさせる空間演出を施し、アトムなどおなじみのキャラクターを配すなど、来場者が「資料」を見るだけでなく、作品世界そのものを体感できる場とし、大人から子どもまで世代を問わず幅広い層が楽しめる展覧会になっています。