この展覧会は、毎年春にイタリア北部の古都ボローニャ市で開催される、世界で唯一の児童図書専門見本市「ボローニャ児童図書展」で行われる絵本原画コンクールの入選作品を紹介するものです。
日本では1978年に初めて紹介され、当館では1998年以降毎年開催し、今年で11回目を迎えます。
1967年に始まったこのコンクールは子どもの本のために描かれた5点1組のイラストを審査するもので、16歳以上であれば誰でも応募でき、出版経験のあるなしにかかわらず公平に審査されることから、新人イラストレーターの登竜門として、児童書の最新動向を知ることのできる機会として注目されています。
今年は世界54ヶ国2598名から応募があり、日本人20名を含む23ヶ国99名の作品が入選しました。
様々な技法で描かれた国際色豊かな作品、約500点を紹介します。
【特別展示】
2007ブラティスラヴァ世界絵本原画展でグランプリを受賞したドイツのアイナール・トゥルコウスキィです。HBの鉛筆から生まれる精緻なモノクロの世界は、鉛筆画の可能性を私たちに再認識させてくれます。絵本原画とボローニャ展図録の原画など19点を紹介します。
【絵本コーナー】
展示作品の絵本やお薦め絵本など約100冊を展示します。ご自由にご覧下さい。
【映像コーナー】
ボローニャ児童図書展の様子やトゥルコウスキィのインタビューを紹介します。
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