タイトル等
日本の書蹟
-かな古筆と近世雅人の書-
会場
泉屋博古館分館
会期
2008-10-18~2008-12-07
休催日
月曜日 但し祝日の場合は翌火曜日
開催時間
午前10時~午後4時30分(入館は30分前まで)
観覧料
一般520円 学生300円 未就学児童無料
※20名以上の団体の方は2割引
概要
本展では館蔵の住友コレクションより、古代から近世にかけての日本書跡を紹介します。
コレクションを代表するのが、平安貴族の繊細な美意識によって完成された古筆切です。
「寸松庵色紙」をはじめ、料紙装飾も美しい歌切、歌人の絵姿と代表歌を合わせた歌仙絵切、歌会でしたためた和歌懐紙など、平安時代後期から鎌倉時代にかけて高揚し変化した能書きによる和歌の造形をみることができます。
本来、巻物や冊子の一部であったこれらの多くは桃山から江戸時代前期に切断され、手鑑や屏風に貼られたり、掛幅に改装されました。天応から貴族、大名、僧侶に芸術家―一階層を超えて詩歌、茶湯、立花などを通じ交流したこの時期の教養人たちは、雅びな王朝文化に憧れを持ちこれらを「古筆」として尊重。さらに古典を新しい感覚で消化した個性的な書を遺しました。室町時代以来の流儀書道を基礎に、平安の仮名に迫る上代様、空海の唐様を装飾的に発展させた大師流、さらには新たに中国から渡来した書法も取り入れた、実に多様な作品からは、闊達な時代の空気を読み取ることができるでしょう。特に東京初公開の「古筆手鑑」は、先人の筆に対する近世人の尊重、愛好ぶりを伝えてくれます。
かなの古筆から近世雅人の書まで今日なお鮮やかな墨の後をご鑑賞下さい。
ホームページ
http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/index.html
展覧会問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場住所
〒106-0032
東京都港区六本木1-5-1
交通案内
[東京メトロ]
南北線 「六本木一丁目」駅下車・北改札1-2番出口より屋外エスカレーターで 3分
日比谷線 「神谷町」駅下車・4b出口より 徒歩10分
銀座線 「溜池山王」駅下車・13番出口より 徒歩10分
ホームページ
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東京都港区六本木1-5-1
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