京都府では、京都を中心に活躍する美術・工芸作家の作品や、近世の絵画および工芸の精華をひろく収集しています。そのなかには、京都の美を描いた数多くの絵画作品があります。
かけがえのない京都の風景や情緒を京都画壇の大家が手がけた作品集(「京の百景」)や、自然や歴史的文化財、多彩な生活や風俗をよりはばひろく描きとめた膨大な作品群(「京の四季」)がその代表です。また自然と親しみ慈しむ私たちの美意識を情感豊かに描いたシリーズ(「いのち賛歌」)や、他にも京都の四季や風物に取材した多くの作品を所蔵しています。
この展覧会では、画家が京都を描いた絵画を通して、あらためて京都の美と自然の粋を探訪し、親しむ機会にしたいと考えています。