普段、時間は目に見えません。手にすることもできません。
けれども、日常生活で時間の存在をいろいろな形で感じることはできます。
時間がない、時間が過ぎるのは早い、などといったことは、誰にでもきっとあるでしょう。
この夏、愛知県美術館では、日常生活とは異なる「時間」をご紹介します。アートの領域では、時をめぐる多様な表現が行われています。
連続する動きや、機械的な運動を通して、時間の経過を取り込もうとした画家達。
杉本博司や澤田知子など、時を操作する現代の写真作品。
時の経過と痕跡を感じさせる、にじんだ絵具や飛び散った絵具。
さらには、スーラ、マティス、シャガールなど西洋の絵画作品と現代美術、古美術との時を越えたハーモニーを通し、いつもとは違うもうひとつの時間を感じてください。