明治初期に御雇外国人として来日したドイツ人医師ベルツは、 その30年近い日本滞在期間に、数多くの日本美術を収集しました。それがヨーロッパ有数の日本美術コレクション-「ベルツ・コレクション」です。 本展では、同コレクションを柱とするシュトゥットガルトのリンデン民族学博物館から、 厳選した 江戸・ 明治期の絵画、工芸作品が里帰りします。出品作品は全175点、工芸作品は漆工・金工・陶磁器など多岐にわたり、そのほとんどが日本初公開。遠く異国の地で大切に保存されてきた数々の優品をご覧いただける絶好の機会です。