練馬区立美術館では、開館以来美術作品の収集に努めてまいりました。その中で、多くの作家や、作家のご遺族、またコレクターの皆様から美術作品を多数寄贈していただいております。
当館ではこのような収蔵作品を、常設展や多彩な企画によるコレクション展で紹介してまいりましたが、今回は「新収蔵作品展」として、近年当館の所蔵となった日本画の津田一江(1950- )、油彩画の高山良策(1917-1982)、古沢岩美(1912-2000)、近藤竜男(1933- )、版画の小作青史
(1936- )、郭徳俊(1937- )という6名の作家の作品を展示いたします。
同じ作家の多くの作品に触れることは、その画家についての理解を深めるだけでなく、画家の
作風の変遷をたどる機会ともなります。それぞれの個性あふれる作品を、じっくりと対比しながら見ることのできる展覧会ですので、ぜひご覧ください。