写真が発明されて既に150年以上の歳月が経ち、写真は今や芸術のジャンルとしてのみならず、産業や私たちの生活のあらゆる場面で欠かすことの出来ない存在になっています。とくに近年のデジタル技術の発展でますますその重要度は増しています。本展では写真の歴史、特に20世紀に写真史を形成した重要な写真家たちを取り上げます。彼らの作品の表現思想を通じて視察し記録する行為や表現芸術までに昇華された「写真」、その温室や意味役割を探究することで単に写真の歴史を観ることにとどまらず「写真とは何か?」を体感できる写真展です。会場構成は芸術性〈美を見つめる眼〉と記録性〈社会を見つめる眼〉の2つの側面で写真を捉え世界的な写真家14名による120点の作品を一堂に展観します