伊丹市立美術館は1987年の開館以来、館蔵品の大きな柱である19世紀フランス美術を代表する作家の一人であるオノレ・ドーミエの2000点を越える諷刺版画を核とし、「諷刺とユーモア」を理念に活動してきました。作品蒐集においても「諷刺とユーモア」をテーマとする作品を中心としながらも偏ることなく蒐集し、多彩なコレクションを築きました。昨年の11月に開館20周年を向かえ、新たな視点によってコレクションを楽しむ企画展をシリーズとして開催いたします。第1弾のテーマは「色」。ラウル・デュフィやマン・レイ、孫雅由など当館の館蔵品のなかでも色鮮やかな作品、また「色」をテーマとする作品を一挙に紹介し、作品たちが奏でる鮮やかな世界を楽しんでいただきたいと思います。