タイトル等
大槻素子 innocent bystander
会場
ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート
会期
2008-01-31~2008-02-23
休催日
日曜・祝日
開催時間
月~金 11:00~19:00、 土 11:00~17:00
観覧料
入場無料
概要
作品には温度が必要である。だが大槻作品はどこか寂しげで茫漠とし、そこにはエネルギーに満ちた力強さや温かな印象は薄い。ぼんやりと見つめる視線の先で、景色は遠ざかり、自身の存在自体も曖昧になる。低体温になる。 人は物事に接する時、我が身に降りかかった物事として捉える場面と、第三者として捉える場面を併せ持つ。それは一つの出来事の中ですら状況の変化により変わるものである。ただどのような状況の変化が起きたにせよ、変わる事なくその場面を静かに見つめ続ける視点がある。それが傍観者= innocent bystanderとしての視点だ。大槻は自分自身の作品に対し制作者という立場を持つと同時に、傍観者という立場を持つ。その事により作品は、観る側に一抹の不安と物足りなさを感じさせる。この不安と物足りなさこそ彼女が描き続ける理由の一つなのではないか。今、作家として歩きはじめた彼女にとり、この不確定要素がどのような評価を下されるのか、観る側は彼女の持つ「傍観者」 の視点をどう傍観するのか、確かめる展覧会にしたい。
ホームページ
http://www.g-sho.com
展覧会問合せ先
03-3275-1008
会場住所
〒103-0027
東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビルB1F
交通案内
JR東京駅八重洲口より徒歩3分 地下鉄銀座線/東西線日本橋駅B1出口より徒歩1分
東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビルB1F
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索