昭和38年に始まった朝日陶芸展は45回の節目を迎えました。当時は「新人の登竜門」として中部9県を対象に始まったこの陶芸公募展も、回を重ねるごとに「現代陶芸のいま」を象徴する全国的な公募展へと成長してきました。まもなく半世紀を迎えようとするこの公募展からは、のちに日本の陶芸界をリードする数多くの作家が生まれています。
今年も、学生からベテランまで、作家たちの息遣いが伝わってくるような、個性豊かな作品が集まってきました。今回の陶芸展には全国40都道府県より523点(462名)が応募され、グランプリをはじめ秀作賞、川崎記念賞など入賞10点、入選80点が選ばれました。全国より厳選された、さまざまな作品に触れ合えることができます。
当館では、全入賞・入選者の作品とあわせ、審査委員の作品と高浜市ゆかりの陶芸家の作品を展示します。作品に対する作者の真剣な眼差しを感じていただけます。