タイトル等
生誕百年 木村知石展
会場
西宮市大谷記念美術館
会期
2007-10-13~2007-11-25
休催日
水曜日
開催時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般:500円、高大生:300円、小中生200円
※団体割引 20名以上の場合各料金より100円引き
※ココロンカード、のびのびパスポート呈示の方は無料
※西宮市在住65歳以上の方(要証明書)は一般料金の半額
主催者
西宮市大谷記念美術館、読売新聞大阪本社
概要
1907(明治40)年大阪に生まれた木村知石(きむら ちせき)は黒木拝石に師事、1942(昭和17)年東方書道展において「般若心経」が最高賞を受賞し、中央書壇へのデビューを果たしました。しかし第二次世界大戦中、「書道報国団」への参加を拒否したことから、書壇を離れ西宮市で、法帖と自然を友として一時期を過ごしました。その後書壇に復帰し、戦後日本の書道史において華々しく活躍した木村知石は、1983(昭和58)年76歳で没するまでこの地に居住しました。
木村知石の師である黒木拝石は晋唐の書の信奉者であったことから、知石の書も晋唐の絶対美に培われたものでした。しかしその一方で、冷静すぎる晋唐への熱情的な抵抗を秘めて木村知石の書は、劉石庵から米〓へと傾倒し、さらには米〓を軸として何紹基、張瑞図、趙之謙、王鐸へと急速に増幅し展開していったのです。この発展の中で知石の書は、波乱から典雅絢爛たる様相を呈し、最終的には「うまい字を書きたい」という極く素朴で、正直な希求へと繋がり、現代の三筆の一人として数えられるほど才筆妙趣な、知石スタイルとでも言うべき流麗な書を確立していきました。
戦後は、1953(昭和28)第9回日展において「瓜疇老人小伝」が特選を受賞、翌年第10回日展においても「唐詩二首」が特選を受賞し、中央書壇への再登場を果たしました。その後は日展審査員、日展常務理事も勤め、1971(昭和46)年兵庫県文化賞、1973(昭和48)年西宮市民文化賞、1976(昭和51)年日本芸術院賞、1978(昭和53)年神戸新聞平和賞などを受賞します。
中央書壇で華々しく活躍する一方、1950(昭和25)年に設立された兵庫県書作家協会のまとめ役の一人として活躍、1951(昭和26)年には西宮書道協会の結成に寄与しました。1953(昭和28)年西宮市内に玄雲社を創設。また、同年より西宮市展審査員を務め、1973(昭和48)年より西宮芸術文化協会運営委員も務めました。さらに知石の活躍は西宮だけにとどまらず、関西の書壇の牽引役をも務めました。本展覧会では西宮市が誇る書壇の重鎮、木村知石の書業を約80点の作品と関連資料により紹介します。

〓は草かんむりに市
ホームページ
http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/
展覧会問合せ先
電話0798-33-0164 / fax 0798-33-1699
会場住所
〒662-0952
兵庫県西宮市中浜町4-38
交通案内
■ 公共交通機関で
●阪神沿線より (大阪方面より)
「西宮」で普通電車に乗り換え、次の駅「香櫨園」下車。
「香櫨園」からは南西へ徒歩6分。

●阪神沿線より (神戸方面から)
「御影」もしくは「芦屋」まで特急に乗車、普通電車に乗り換え「香櫨園」下車。
「香櫨園」からは南西へ徒歩6分。

●JR沿線より
「さくら夙川」下車。
国道2号線を西へ向かい、夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩15分。

●阪急沿線より
特急に乗車、「夙川」下車。
夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩18分。

■ お車で
美術館と国道43号線の間に専用駐車場(15台)がありますが、駐車まで長時間お待ちいただく場合もあります。
また近隣道路は駐車禁止です。
なるべく公共交通機関をご利用ください。

●大阪・京都方面から
阪神高速3号神戸線 武庫川出口 / 名神高速道路 西宮出口で神戸方面に向い、そのまま国道43号線を神戸方面(西行き)へ。
夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。

●神戸方面から
阪神高速3号神戸線 西宮出口を出て、そのまま国道43号線「戎前」交差点をUターンし神戸方面(西行き)へ。
夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。
ホームページ
http://otanimuseum.jp/home/index.html
兵庫県西宮市中浜町4-38
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