タイトル等
銅版画の巨匠 長谷川潔展
神秘なる黒と白
会場
伊丹市立美術館
会期
2007-09-08~2007-10-21
休催日
毎週月曜日(ただし祝日は開館、翌日休館)
開催時間
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料
一般300(240)円 大高生200(160)円 中小生100(80)円
( )内は20名以上の団体料金
ココロンカード、クローバーカードの呈示にて入場無料になります
主催者
(財)伊丹市文化振興財団・伊丹市立美術館
概要
国際的銅版画家・長谷川潔(1891~1980)は1919(大正8)年、アメリカ経由でフランスに渡り、89歳でこの世を去るまで終生帰国することなく、パリを拠点に創作活動を続けました。

あらゆる版画技法を独学で研究した長谷川は、木版画からはじまり、様々な技法による銅版画にて完成度の高い版画作品を数多く生み出しました。なかでも、20世紀ではほとんど忘れ去られていた古典銅版画技法マニエール・ノワール(黒の技法)を復活させ、近代的芸術表現にまで高めたことは、版画史上における偉業です。

もうひとつの長谷川芸術の特徴は「自然」です。長谷川は自然を見つめ、描きました。誰も見向きもしないような野の花や野草にこそ、宇宙の理(ことわり)の真髄があると長谷川は言います。樹木や草花、木の葉、小鳥、魚など、自然に宿る生命に「神秘」を見たのです。それはモチーフとして繰り返し作品に登場します。

自然をじっくりと観察し、自然が発する声に耳を傾け、そして人間を含める万物の「神秘」を抽出する。それは版画の「黒」と「白」によって表現されます。木版画では「黒」と「白」の大胆なコントラスト、銅版画ではポアント・セッシュやビュランの「白」に刻まれた細く美しい線描、マニエール・ノワールの深淵なる「黒」に浮かび上がる「白」。

本展では、初期の木版画をはじめ、あらゆる技法による銅版画作品、そして代表作である後期マニエール・ノワール作品、全約70点を展示し「目に見えるもの」から「目に見えないもの」に至った長谷川潔の「黒」と「白」の版画作品に潜む「神秘」なる世界を探ります。
ホームページ
http://www.artmuseum-itami.jp
展覧会問合せ先
Tel.072-772-7447
会場住所
〒664-0895
兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
交通案内
阪急伊丹駅より徒歩北東へ約9分/JR伊丹駅より徒歩北西へ約6分/阪急バス伊丹中央停留所より徒歩北へ約3分
ホームページ
https://itami-im.jp/
兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
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