「水」をキーワードとして江戸時代の芦屋を取り上げます。芦屋は、芦屋川や奥池などの「水」の恵みをうけて発展してきました。「水」は作物を育てるだけでなく、その流れは水車を動かす原動力となり芦屋の産業の発達を促しました。また、この時代に「水」をめぐる争いがたびたび起こりましたが、一方で「水」の恵みに対する祈りの習俗もうまれました。
今日、「持続可能」ということが今後の社会を築くうえで重要な指標となっています。今回の企画展では、江戸時代に「水」をとおして生み出されたくらしの知恵をそのヒントとして提示できれば幸いです。