タイトル等
生誕120年 田岡春径展
―房総に生きた南画家
会場
城西国際大学水田美術館
会期
2007-05-15~2007-07-14
休催日
日曜・月曜
観覧料
無料
概要
田岡春径(しゅんけい)(1887~1969)は、昭和初めに石井林響(りんきょう)を慕って千葉県大網町宮谷(みやざく)(現大網白里町)に移り住んで以来、その後半生を通して、房総の風景を愛し、擦るように重ねられた線と春径色ともいえる鮮やかな緑青で、現在では失われつつある豊かな自然を描きとどめた画家です。

明治20年、徳島県に生まれた春径は、東京で青年時代を過ごし、初め四条派の垣内雲りん(かいとうんりん)に学び、雲挙と号し画家として出発しました。その後、近代南画の重鎮、小室翠雲(すいうん)に入門し、写生を元にした南画風の風景画を描き、昭和4年、《白秋》で帝展初入選を果たします。その後も入選を重ね、昭和28年の日展では《残雪》で白寿賞を受賞、そのほか日本南画院展などで活躍しました。

一方で、酒と碁を好む風流人であった春径は、戦後には町議会議員を務めるなど地元の名士として慕われ、また千葉県美術会創設メンバーの一人として尽力し、県内初の画廊主である洋画家・国松伽耶(かや)、奈良屋百貨店社長の杉本郁太郎ら千葉美術界の牽引者たちと親交を結びます。昭和28年頃より千葉市稲毛町(現稲毛区)の松林に居を構え、門下生による春葉会には、市長や県議、医師など各界の錚々たるメンバーが名を連ねており、県内の芸術文化振興に寄与しました。

このたびの展覧会では、田岡春径の生誕120年を記念し、ご遺族をはじめ、宮谷、稲毛の友人・知人宅に伝えられた作品を中心に、昭和初めから没年にいたるまでの作品を展示し、風景画家として大成した春径の画業の軌跡をご紹介します。
ホームページ
http://www.jiu.ac.jp/museum/
展覧会問合せ先
水田美術館 0475-53-2562
会場住所
〒283-8555
千葉県東金市求名1番地・図書館棟1階
交通案内
●JR外房線 大網駅 または JR総武本線 成東駅乗り換えで JR東金線 求名(ぐみょう)駅下車、徒歩5分

●車では、京葉道路・館山自動車道の千葉東ジャンクションより 千葉東金道路に入り、東金インター下車、国道126号線を成東方面へ約20分、信号「城西国際大前」右折

●次の各駅よりシャトルバス運行
JR 東京駅 (八重洲中央口ヤンマービル前バス停)
(時刻) 9:00

JR 蘇我駅 (東口バスロータリー内バス停)
(時刻) 10:10 10:20 12:10 14:05

JR 大網駅 (改札口前バス停)
(時刻) 10:15 10:50 11:55 12:40 13:15 14:20

JR 成東駅 (改札口前)
(時刻) 11:35 14:45

JR 東金駅 (東口ロータリー)
(時刻) 10:30 12:10 13:30

京成成田駅 (東口バスロータリー森田ビル向い側)
(時刻) 10:45 13:55
ホームページ
https://www.jiu.ac.jp/museum/
会場問合せ先
0475-53-2562
千葉県東金市求名1番地・図書館棟1階
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