当館では、9月8日(土)~10月8日(月祝)の会期にて「風景、そして人・・・高田誠と渡辺武夫展」を開催します。高田誠は一水会の、渡辺武夫は光風会の、それぞれの重鎮の画家でした。本展ではそれに関連して、収蔵のゆかり作品の中から一水会と光風会の画家を3人ずつ、計6人紹介します。
川村親光の穏やかな武蔵野の風景画。小松崎邦雄の牛やフランス人形や舞妓像。小川游の厳しさの感じられる冬景色。光風会の設立者の一人でもあった跡見泰の安定感のある風景。寺内萬治朗のラフや確かな筆致のデッサン。田中実の水彩によるあでやかな女性像。これらは書く作家の特徴のほんの一部です。それぞれモチーフや作風は違っていますが、いずれも堅実で確固とした作品世界をお楽しみください。