夏休み恒例の「親と子のギャラリー」を開催します。今年は、昔の「おもちゃ」や「ゲーム」を集めてみました。古くは、聖徳太子が遊んだと伝えられる水晶のお手玉から、優雅な貝合せ、江戸の庶民の知恵がいっぱいつまったかるたや双六まで、さまざまなおもちゃを展示します。
ぜひご覧いただきたいのは、江戸時代の大名などが、眺めて触って楽しんだ龍や蛇の置物です。からだが自由自在に動いて、どんなポーズも思いのまま。精巧なつくりに驚きます。いずれも、今のおもちゃやゲームとはずいぶん違っていますが、遊ぶ楽しさは同じでしょう。また、表慶館「みどりのライオン」では、展示されたおもちゃの体験コーナーを設置し、関連ワークショップも行ないます。
主な出品作品
石名取玉・火取水取玉 奈良時代・8世紀(重要文化財)
自在龍置物 明珍宗察作 江戸時代・正徳3年(1713)
蘆蒔絵貝桶 江戸時代・18世紀
武芸立身館双六 江戸時代・19世紀(8月13日[月]まで展示)