今年度新たに国宝や重要文化財に指定される文化財を展示します。
建造物、絵画、工芸品、彫刻、書跡、典籍、古文書、考古資料、歴史資料などの有形の文化的所産で、歴史上、芸術上、学術上価値の高いものを有形文化財といいます。国は、そのうち重要なものを重要文化財に指定し、さらに世界文化の見地から特に価値の高いものを国宝に指定して保護しています。文化財の指定は、文部科学大臣が文化審議会に諮問し、その答申を受けて行うこととされています。今回展示されるのは、平成19年度の答申を受けた文化財です。
主な出品作品
重要文化財 黒楽茶碗(時雨)本阿弥光悦作
江戸時代・17世紀 愛知・名古屋市蔵
国宝 土偶 北海道函館市著保内野遺跡出土
縄文時代・紀元前1400年~紀元前1100年頃 北海道・函館市蔵
国宝 絹本墨画淡彩出山釈迦図・雪景山水図・雪景山水図 梁楷筆
南宋~元時代・13世紀 東京国立博物館蔵※
(※「国宝 雪景山水図 1幅」に「重要文化財 出山釈迦図 1幅」と「重要文化財 雪景山水図 1幅」を加えた3幅対として1件の国宝になりました)