タイトル等
西洋の青
―プルシアンブルーをめぐって―
会場
神戸市立博物館
会期
2007-07-21~2007-09-02
休催日
毎週月曜日
観覧料
当日券 一般600円 高校・大学生400円 小・中学生250円
団体券 一般300円 高校・大学生250円 小・中学生150円
*団体は30名以上
主催者
神戸市立博物館・文化庁
概要
古来、空や水、花や鳥など自然にあらわれる「青」を絵画にあらわすことは簡単なことではありませんでした。しかし、1704年ベルリンにおいて合成顔料のプルシアンブルーが偶然発見され、西洋の画家たちは、合成の科学顔料によって青を表現する自由を手にいれはじめるのです。
江戸時代、日本に持ち渡られたプルシアンブルーは、謎に包まれた新しい青として注目され、洋風画法とともに伝えられ、蘭画を象徴する青色の地位を確立します。展覧会では、科学的分析によってプルシアンブルーの使用が明らかとなった平賀源内、佐竹曙山、小野田直武、若杉五十八、司馬江漢、亜欧堂田善らの「西洋の青」による作品と、藍・群青など日本の伝統的な青を用いた作品を対比し、さまざまに工夫して多用な青の表現を見せる近世の画家技と完成に注目しながら、「西洋の青」受容の過程を追跡します。
浮世絵研究においても、プルシアンブルーは北斎の冨嶽三十六景に用いられて以降、浮世絵の風景表現を一変させる契機となった画期的な顔料として特に注目を集めています。この頃より、プルシアンブルーは「西洋の青」から新しい日本の青として広く受け入れられていきました。
展覧会には、江戸時代に武雄(佐賀県)のお殿様が用いた貴重な絵具や道具類、輸入の実態を知ることができる貿易関係の資料も出品されます。プルシアンブルーをめぐる各分野の最新の研究成果を、作品を見ながら見ていただける催しです。
ホームページ
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/
展覧会問合せ先
テレホンサービス 078-332-7810
会場住所
〒650-0034
兵庫県神戸市中央区京町24
交通案内
●JR「三ノ宮」駅、ポートライナー・地下鉄(山手線)「三宮」駅、阪急・阪神「神戸三宮」駅から 南西へ徒歩約10分
●JR・阪神「元町」駅から 南東へ徒歩約10分
●地下鉄(海岸線)「旧居留地・大丸前」駅から 南東へ徒歩約5分
●新幹線「新神戸」駅で 地下鉄(山手線)に乗り換え「三宮」駅下車
●神戸空港からは ポートライナーで約18分、「三宮」駅下車
ホームページ
https://www.kobecitymuseum.jp/
兵庫県神戸市中央区京町24
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