タイトル等
色・いろ・イロ
~蓬春作品とコレクションに観る日本の色~
会場
山口蓬春記念館
会期
2007-03-29~2007-06-03
休催日
毎週月曜日(4月30日を除く)、5月1日(火)
開催時間
午前10時~午後5時(入館は、午後4時30分まで)
観覧料
一般500円 高校生以下 無料
20名以上の団体は50円割引(1週間前までに予約が必要です)
連携館の有料入場券所持者:50円割引
連携館:葉山しおさい公園・博物館、神奈川県立近代美術館 葉山
年間入館券1500円
主催者
山口蓬春記念館・財団法人 ジェイアール東海生涯学習財団
概要
山口蓬春記念館では、企画展「色・いろ・イロ~蓬春作品とコレクションに観る日本の色」を開催いたします。
山口蓬春(1893-1971)は、東京美術学校西洋画科に入学するも日本画科に転科し、以後、伝統的な技法を基盤としつつ、常に時代感覚を意識した新日本画の世界を創造していきました。特にその色彩表現においては独自の世界を構築したともいえ、「色彩画家」、「カラーリスト」とも形容されました。また、蓬春の著書『新日本画の技法』[昭和26年(1951)]では、自身の日本画に対する考え方を顕著に表していますが、そのなかでも色彩や絵具については多くの頁を割いており、“色”に対する強い探究心を窺い知ることができます。そして蓬春の“色”とは、色価(ヴァルール)の研究はもちろんのこと古くから日本の伝統的な絵画(日本画)に用いられてきた岩絵具の美しさを最大限にまで活かした結果であるともいえます。
岩絵具は、原料となる岩石や鉱物等を粉砕して作られる細かい粒子状の絵具です。もともと天然に得られる色の数は決して多くはありませんが、同じ原石であってもそれぞれの産出地や自然環境によってその色彩は微妙に異なり、また、同一の原石から作られた絵具でも粒子の大きさによって明るさや色あいが異なります。そのため、扱い方によっては豊富なバリエーションが生まれ、画家それぞれの個性が際だつ画材ともいえるのです。
本展覧会では、岩絵具の“色”をテーマに、蓬春作品と残された画材類をご覧いただきながら蓬春絵画を特徴づける色彩表現を探ります。また蓬春コレクションや当館所蔵作品についても合わせてご紹介することで蓬春作品とそれを取り巻く美術品の“色”によるコラボレーションをお楽しみいただければ幸いです。

主な展示予定作品
山口蓬春《まり藻と花》昭和30年(1955)紙本彩色額装
山口蓬春《洩るゝ陽》昭和36年(1961)紙本彩色額装
山口蓬春《新冬》昭和37年(1962)紙本彩色額装
山口蓬春《枇杷》昭和31年(1956)紙本彩色軸装
李朝瑠璃釉丸壺 朝鮮・李朝時代(19世紀)陶製
その他、蓬春所蔵の岩絵具や色見本など
※都合により出品作品の一部を変更する場合があります。
ホームページ
http://www.jrtf.or.jp/hoshun/
展覧会問合せ先
山口蓬春記念館Tel.046-875-6094
会場住所
〒240-0111
神奈川県三浦郡葉山町一色2320
交通案内
■電車でお越しのお客様
JR逗子駅 (横須賀線・湘南新宿ライン) → 京浜急行バス 3番乗場

新逗子駅 (京浜急行線) → 南口 2番乗場

海岸回り葉山行 (逗12)、「海岸回り福祉文化会館行 (逗11)」にて約18分
「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」下車 徒歩2分
※ただし、土・日・祝日等は大変混みあう可能性がありますのでご注意ください。

【ルート案内】バス降車後、逗子に戻りながら信号機付横断歩道を通り過ぎ、山口蓬春記念館の電柱広告を右折し小道を上り、看板に沿って徒歩2分で正門に到着します。

■車でお越しのお客様
逗子ICから逗葉新道、県道207号線経由で約7km
ホームページ
https://www.hoshun.jp/
神奈川県三浦郡葉山町一色2320
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