タイトル等
平山郁夫展
仏教伝来からシルクロードへ―画業60年をたどる大回顧展
会場
広島県立美術館
会期
2007-11-02~2007-12-24
休催日
月曜休館(ただし12月24日は開館)
観覧料
一般1200(900)円 高・大学生900(700)円 小・中学生500(300)円
( )内は20名以上の団体及び前売料金
主催者
広島県立美術館、広島テレビ、読売新聞大阪本社
概要
平山郁夫は昭和5(1930)年,現在の広島県尾道市瀬戸田町に生まれました。昭和27(1952)年に東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業後,再興日本美術院展に出品を続け,《仏教伝来》をはじめ,仏教に関する伝説や逸話に基づく文学的で抒情性豊かな作品で大きな注目を浴びました。その後,玄奘三蔵のインドへの求法の道を追体験するとともに,ヨーロッパとアジアを結ぶシルクロードを旅し,そこで繰り広げられた雄大な歴史の流れに感銘を受けて,風景としての歴史画ともいうべき独特の画風をもつ作品を次々と生み出し,画壇での確かな位置を獲得しました。その成果は奈良・薬師寺にある玄奘三蔵院の大壁画となって結実しますが,一方でシルクロードの東端に花開いた日本の伝統的な文化にも大きな関心を寄せ,奈良や京都のみならず日本各地に取材した作品に新しい境地を切り開いてきました。

こうした活発な制作活動のかたわら,世界の歴史的な文化遺産の保存を目指した文化財赤十字構想を提唱して積極的に行動するほか,母校である東京藝術大学において長年にわたって後進の指導にもあたってきました。その幅広い活動が画家としての強い使命感によっていることはいうまでもありませんが,被爆者としての原体験を通じた,生きること,生かされていることの意味への深い問いかけと,そこからくる平和への切実な祈りがその行動の根底にあることを見逃すわけにはいきません。

この展覧会は今年七十七歳の喜寿を迎えられることを記念して企画されたもので,半世紀以上にわたる平山郁夫の芸術の軌跡を辿るとともに,その芸術の本質を明らかにしようとする試みです。
ホームページ
http://www1.hpam-unet.ocn.ne.jp/
展覧会問合せ先
082-221-6246(美術館代表)
会場住所
〒730-0014
広島県広島市中区上幟町2-22
交通案内
広島駅から横川駅行または八丁堀経由旭町行バスで縮景園前下車、徒歩1分
市内電車白島線で縮景園前下車、徒歩1分
広島県広島市中区上幟町2-22
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