当館では、これまで郷土を代表する作家たちを紹介してきましたが、開館15周年を契機に、「郷土作家シリーズ」と改め、今後もその活動を紹介して参ります。
今回は、新見を中心に幅広く活躍する郷土きり絵作家・福江茂榮(1929-)氏を取り上げます。
福江氏は、昭和4年新見市に生まれ、郷土をテーマにしたきり絵を中心に制作、その作品は葉書をはじめ、切手や「備中国新見庄まつり」・「大名行列」のポスターとして、また、映像や陶壁、本の挿し絵にも使われ、郷土新見や岡山を全国に紹介するなど、地域の発展に大きく貢献してきました。
本展では、「大名行列」「備中神楽」「たまがき」「新見の風景」『まんが新見庄』の原画などのきり絵を中心に福江茂榮の世界を紹介します。