トトロ、おもひでぽろぽろ、ぽんぽこ、もののけ姫―。
スタジオジブリ作品の名シーンを生み出した、その迫力の技を目の前にする。
男鹿和雄(おがかずお)。「となりのトトロ」、「おもひでぽろぽろ」、「平成狸合戦ぽんぽこ」、「もののけ姫」らスタジオジブリ作品において美術監督を務め、「ハウルの動く城」など最近の作品に至るまで、主人公たちがいきいきと動くその舞台を描き続ける、アニメーション美術の第一人者。
このたび、スタジオジブリ、および三鷹の森ジブリ美術館の協力を得て、これまで資料として保管され外部で観られることがなかった、男鹿和雄が描いた背景画を中心とするオリジナルのアニメーション美術作品を、500点以上というかつてない規模で公開できることとなりました。その他にも、ジブリ作品に関わる以前の絵や、女優吉永小百合による原爆詩の朗読会「第二楽章」シリーズの為の挿絵など、“絵職人”男鹿和雄の現在に至るまでの幅広い活動領域を一度に観ることが出来るまたとない機会です。
今夏、東京都現代美術館に集まる、あの名シーンの数々。「本物」が語りかけるメッセージに、ぜひ心で触れてください。