タイトル等
加賀の美術工芸
会場
石川県立美術館
会期
2007-06-28~2007-09-02
休催日
7月18日(水)~20日(金)
観覧料
一般350(280)円 大学生280(220)円
( )内は20名以上の団体料金
高中小生は無料
65歳以上の方は、個人・団体を問わず280円です
主催者
石川県立美術館
概要
本館が所蔵する古美術作品の中から、特に問い合わせの多い作品を中心に紹介します。途中展示替えを挟み、休館前最後の展示となります。
前期(7月17日まで)は、久隅守景の『四季耕作図屏風』を中心に紹介します。「四季耕作図」とは、田植えから稲刈りに至る春から秋にかけての農作業の様子を、農村ののどかな風景の中に描き込んだもので、守景は、この画題を多く手掛けた絵師として知られています。本館が所蔵する重要文化財の『四季耕作図屏風』は、守景による同図の中でも、もっとも優れた作品として知られるもので、展示に関する問い合わせの多い作品でもあります。
本図の特徴は、元々中国から入った画題である「四季耕作図」を、見事に和様化させたところにあり、春から夏、夏から秋にかけての季節の移り変わりが、茶屋で休息する人々や旅人の姿を交えながら、穏やかに表現されています。守景は、はじめ中国的要素の強い「四季耕作図」を手掛け、後に和様化させていったと考えられていることから、本作品がその完成型として位置付けられているのです。
一方、唐様の「四季耕作図」としてよく知られているのが、石川県指定文化財の『四季耕作図屏風』(通称:山川本)です。唐服に身を包んだ人々が描かれており、前述の重要文化財の『四季耕作図屏風』とは異なる雰囲気であることがわかります。農作業を行うのも牛ではなくロバであり、両図を比べながらこうした違いを見つけるのも面白いかもしれません。
この他、重要文化財『蒔絵和歌の浦見台』や五十嵐派の硯箱など、加賀蒔絵の作品を紹介します。

主な展示作品
重要文化財 四季耕作図屏風 久隅守景
重要美術品 石川県指定文化財 四季耕作図屏風 久隅守景
重要文化財 蒔絵和歌の浦図見台 伝清水九兵衛
ホームページ
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp
展覧会問合せ先
076-231-7580
会場住所
〒920-0963
石川県金沢市出羽町2-1
交通案内
●金沢駅北陸鉄道バスターミナル東口0番乗場「城下町かなざわ周遊号」県庁前(石浦神社前)下車徒歩5分
●金沢駅東口からタクシーで約4㎞、15分
石川県金沢市出羽町2-1
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