タイトル等
パリのエスプリ 佐伯祐三と佐野繁次郎展
会場
神奈川県立近代美術館 葉山
会期
2007-04-07~2007-05-20
休催日
月曜日(ただし4月30日は開館)5月1日(火)
開催時間
午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
観覧料
一般1000(900)円 20歳未満・学生850(750)円 65歳以上500円
( )内は20名以上の団体料金です。
高校生以下の方、障害者の方は無料です。
主催者
神奈川県立近代美術館
概要
洋画家佐伯祐三(1898-1928)と佐野繁次郎(1900-1987)は、ともに大阪に生まれ、大阪で青春時代を過ごしました。佐伯祐三といえば、パリの下町を激しい筆遣いで、時にはやさしく抒情的に描き出した風景を得意とした画家として知られています。強烈な個性でパリの街の雰囲気を掬い取った佐伯祐三は、そのフランスという風土に魅せられ、次々と傑作を生み出していきました。そして、描くごとに、その絵の中に壁だったりポスターだったりしますが、文字が書かれていきます。文字が文字として書かれているだけではなく、さらに、文字が絵画化されていくのです。では文字は、完全に絵画の一部になってしまったのかというとそうではありません。ぎりぎりのところで何かを伝えようとしているのです。今回の展示の見所のひとつは、そうした文字の絵画化をわれわれはどのように解釈すればよいか鑑賞者の皆さんと一緒に考えてみようという点にあります。
ところで、もうひとりの画家佐野繁次郎が、佐伯祐三と出会うことで、画家になったことが知られています。二人が大阪から東京に出てきてからも交流が続いていたことも確認されております。ただ、すぐに、佐伯祐三がフランスに渡り、30歳の若さで病死したのに対し、佐野繁次郎は絵を描きながら、文学にも手を染め、どちらの道を進むか悩み、その後、本格的な絵画活動をスタートさせることになります。それゆえ、いままで二人の芸術についてかかわりを持たせて考えることがほとんどありませんでした。しかし、二人の絵画作品に見られる文字の絵画的な扱いについては深いかかわりがあるように思われます。
実際に青年時代の付き合いを調査しながら、二人に見られる文字の絵画的な表現が、彼らの芸術作品にどのような意味を持っていたのか、この展覧会を通して考察してみたいと思います。もちろん、共通性を探求するとともに、また二人が別の道を究めようとしたことも明らかにしようと思います。
ホームページ
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/
展覧会問合せ先
電話:046-875-2800(代表)
会場住所
〒240-0111
神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
交通案内
■ 電車・バス
JR横須賀線でお越しの場合
JR横須賀線「逗子」駅前(3番のりば)から 京浜急行バス「逗11、12系統(海岸回り)」(所要時間約18分)に乗車し、「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」で下車。

京浜急行でお越しの場合
京浜急行「新逗子」駅前(南口2番のりば)から 京浜急行バス「逗11、12系統(海岸回り)」(所要時間約18分)に乗車し、「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」で下車。

■ 車
横浜横須賀道路でお越しの場合
・逗子インターチェンジから 逗葉新道経由で7.6km
・横須賀インターチェンジから 県道27号横須賀葉山線経由で7.2km
ホームページ
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/
神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
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